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Posted by ミリタリーブログ  at 

2010年12月08日

JSCへの道25(完成♪)

これを持ちまして、

ボランド・ロングコンプの、マグナブローバック化無事に終了です♪

もともとは、ちょっとした弾みからはじまったガスブロ計画でしたので、
最初は、「それらしく見えればいいかなぁ」なんて軽く考えていた
のですが、お世話になった皆さんのカスタム技が入るごとにその
ボランドの再現度は増して行きました。

しかもそれは、観賞用ではなく、実戦で使っても問題なく撃てる
どこに出しても恥ずかしくない作品に仕上がりました。

以前、井浦先生からお聞きした話で、「江戸時代になぜ素晴らしい
工芸品が多いかと言うと、分業がしっかりしていたから」というお話が
ありました。刀のツバひとつをとってみても、形にしたり、削ったり、
彫ったり、ナナコ打ったり、磨いたりと、たくさんの職人さんの手が入っている
訳です。ひたすらナナコだけを打つナナコ職人がいる、と聞いたときは
さすがにびっくりしましたね~(よく飽きないもんです)
戦国時代と違い、争いもなく平和な江戸時代だったので、こういった
文化的な技術が発展していったのでしょうね。

今回のボランドもまさにそんな感じです。皆さんの得意なカスタム
箇所で思う存分にその技を発揮して頂いた事でここまできました。

あじゃさん、Tangoさん、モデル工房Sさん、SEIJIさん、(naoさんも)
ありがとうございました!

ボランド・ロングコンプが完成したのもうれしいのですが、
それよりも、ショップカスタムでもないのに、まさに、製品と言っても
おかしくないくらいの仕上がりにしてしまうカスタマーさんが、
自分の周りにいて、仲良くして下さっていることがひじょうにありがたいです。
皆さんとの出逢いに感謝したいと思います。

ありがとうございます!


こちら、

実銃の画像です♪


ほぼ、

同じように再現出来たと思います。
(銃の下のホルスターまで同じです♪)

あとは、

願わくば、Tさんに写真を撮って頂ければ、もう、思い残すことは
ありませ~ん!
(※後日、T館長様に撮影して頂きましたぁ~♪)

う~ん、カッコイイ!


(※注 これはMGC製品ではありません)

T館長様、撮影ありがとうございましたぁ♪



成績はともかく、

JSCでも、全8ステージを撃ち終える事ができましたぁ♪

25周年の記念大会だったので、ほぼ20年前に作られた、
実銃のボランド・ロングコンプへのオマージュにもなったのではないでしょうか?

ベースとなったMGCの固定ガスガンですが、
ボランドに限らず、今見ても、メッキや仕上がりの美しいモデルが
たくさんあります。皆さんも、懐かしのあのモデルをガスブロ化して
みませんか?

今よりも、もっともっとカスタムチックだった、あの80年代のガバカスタム
を再現してみましょう♪
ほとんどが、オリジナルパーツばっかりで、再現のハードルが最も高い
ボランドが出来たのですから、他のモデルの再現はもっと簡単だと
思われます。シューティングの大会とかで、懐かしのモデルで撃てたら
最高ですよ!


ではでは、
ご拝読ありがとうございましたぁ♪


  


Posted by 子連れ狼  at 00:04Comments(12)ボランド・ロングコンプ

2010年12月07日

JSCへの道24(ロンリコ 2)

ロングリコイルガイドですが、

さらにバージョンUPしてリアルになりましたぁ。

違いが分かりますでしょうか?


そうです、

先端の形状が違うんですねぇ♪


このパーツも、

もとはMGCの固定ガスのパーツです。


これを活用し、

ロンリコの三段仕込み!


微妙な長さの調整は、

こちらの0,5mmのワッシャーで調整します。


どうです?

コンプとロンリコが面イチです。

こちらの加工もSEIJIさんにお願いしたもので、
実は、このロンリコを受け取ったのが、JSCの本番当日
だったりします(汗)

いやぁ、ほんとうに本番当日にやっと完成したんですよ~
(マジで~)

SEIJIさん、
JSC本番前の忙しいなか、最後の最後まで加工を引き受けて下さり、
ありがとうございました!


  


Posted by 子連れ狼  at 00:04Comments(2)ボランド・ロングコンプ

2010年12月06日

JSCへの道23(ロンリコ 1)

さてさて、

ボランド・ロングコンプのカスタムも完成まで
あと少しとなりましたぁ♪

では、行きますよ~。


ここに3種類のロングリコイルガイドがあります。

どれが何用か分かります?


まずは、

一番短いもの。短いったって、これで5インチの
ノーマルサイズのロンリコになります。
コンプがある分、これでは明らかに短いですね。


お次はコチラ、

惜しい!ですが、コンプの先端までは足りません。
こちらは、6インチ用のロンリコです。


最後の1本はどうでしょうか?

おぉ~!

ピッタリです♪
それもそのハズ、東急ハンズにてステンレスの丸棒を買ってきて
SEIJIさんに、ボランドにピッタリのサイズに切って頂きましたぁ。
ロンリコの根元はWA純正パーツを使うので、それが付くように、
ネジ穴も切って頂きました。

SEIJIさん、ありがとうございます!

  


Posted by 子連れ狼  at 00:04Comments(0)ボランド・ロングコンプ

2010年12月03日

JSCへの道22(プラグ)

まずは、ご報告♪

第23回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞にて、
仲 里依紗ちゃん、新人賞受賞です!
記事の内容はコチラ

おめでとうございます♪

いやぁ~、ほんとにうれしいです!
『時かけ』『ゼブラーマン2』、相反するキャラクターを
見事に演じてました。私も生で見たゼブラクイーン様
の迫力には圧倒されましたからねぇ。

ちなみに、李相日監督の『悪人』が作品賞と主演男優賞(妻夫木聡)、
主演女優賞(深津絵里)の主要3冠を獲得したそうです。
深津絵里さんは、仲ちゃんと同じ事務所の先輩なので、こちらも
おめでとうございます!ですね♪


ではでは、いきますよ~、


ボランド・ロングコンプのスライドは、

コマンダーをさらにカットした短いものなのですが、
プラグは、5インチの通常のロンリコ用を使用します。


ここに、

このようにコンプが被さる訳ですね。

しかし、このままだと、ボランドっぽくないので、
もうちょっとボランドらしく見えないかなぁ~?
と思っておりました。


そこで、


これもMGC固定ガスからの流用なのですが、

プラグを加工して頂きました。


WAのプラグがすっぽり入るように、

大きな穴を開けて頂きましたぁ~♪
プラグ自体、ステンレス製で硬いので、加工も大変だったと思います!
これはちゃんとした機械がないと難しい加工ですよね~。


ついに、最後のカスタマー、SEIJIさんの登場です♪
SEIJIさん、ありがとうございました!


こんな感じで、

ノーマルのプラグの上から被せます。


スライドに取り付けると、

こうなります。


実銃では、

プラグは一体形なのですが、WAのスライドのこの薄さでは、
強度的に間違いなく割れます。なので、2ピース構造にしました。

しかし、取り付け方法がなかなか上手く行かず、内側に薄~く瞬着を塗って
厚みを出して、その抵抗で被せていたのですが、ブローバックの衝撃で
段々このカバーがずれて来て、コンプにぶつかりスライドが最後まで閉鎖
しない現象が起きましたぁ~!


これは、JSCの本番でも起きたので、


やむなく、

JSCの大会では、カバーを外して、このような状態で撃っていました。

大会後は、もうそんなに撃つ事も、バラす事もないと思うので、
瞬着で完全に固定しました。まぁ、瞬着なので、軽くプラハンマーか
何かで叩けば、衝撃で外れるので、いざ、なにかの時にはちゃんと
完全分解できるようにはなっています♪


  


Posted by 子連れ狼  at 00:04Comments(8)ボランド・ロングコンプ

2010年12月02日

JSCへの道21(スライドストップ)

え~、


こちら、

ボランド・ロングコンプのスライドストップの形状を再現した、
WA用のスライドストップです。


メルトダウンとも違うテーパー具合や、

指掛け部分の斜めの形状も独特です。


もとが、

画像下のシリーズ'70のスライドストップから削り出された、
って言ったら信じます?

そう、

こんな変態な事するのは、あじゃさんしかいません!(爆)


仕上げも綺麗で、

メッキパーツと違和感のない塗装で仕上げて頂きました。

あじゃさん、ありがとうございます♪

  


Posted by 子連れ狼  at 00:04Comments(6)ボランド・ロングコンプ

2010年12月01日

JSCへの道20(ロングマグキャッチ)

固定ガスガンであるボランドロングコンプの

マガジンキャッチは、こんな造りになっています。


ほとんど見た目だけのダミーで、リアルではありません。

しかし、キャッチボタンの部分は、アルミの削り出しで造りもよく、
ピカピカと綺麗に輝いています。

これを使わないのはもったいないので、WAのマグキャッチに
移植します♪


シルバーのガバメント用のマグキャッチを、

ボタン部分を切断して短くし、穴あけ&ネジ切りをし、
M3のイモネジを埋め込みます。


あとは、

固定ガス用から、ボタン部分を外して、ねじ込むだけで、
はい、出来上がり♪


WAからも純正のカスタムパーツとして、

ロングマグキャッチが出ていますが、実銃のボランドロングコンプは、
ボタン部分がチェッカーではなくストライプなので、こちらが正しいです。


仕上げも、

塗装と削り出しではこんなに差がありますしね。

なるべく、固定ガスに付いているパーツはもったいないので、
使いたいですね。だって、残しておいても部品取り後のジャンク
パーツとなっちゃうので、かわいそうですもん。


しかし、
見た目はよくなったのですが、あらたな問題も出てきました。

ボタン部分を移植したことにより、フレームとの隙間が大きく
なってしまい、ちょとした角度からもマグキャッチを押せてしまう
ようになりました。

つまり、マガジンが外れやすいという事ですね。
実際、本番前の最後の練習会で、マグキャッチには触れて
いないのに、ドローの時にホルスターにちょっと触れただけで、
マガジンが本体から外れて、前に飛んで行ってしまいましたぁ!
ハンマーがちゃんと完成したかと思ったら、次はコレです・・・
これも、本番でやらかしてしまったら、ペナルティものですからね。
アブナイ、あぶない。
なかなか実戦で使えるようにするには、細かい所まで気にしないと
いけませんね(笑)


とりあえず、薄いテープを根元に巻いて太くして、

さらに瞬着で盛ってから、ガタ付きがなくなるようにヤスリで
削っていきました。


ボタンの反対側にも、

瞬着を盛って、


マグキャッチを、

真上から押した時以外、動かないようにガタを取ります。


こうして、ようやく実戦でも使えるようになりましたぁ~♪





  


Posted by 子連れ狼  at 00:04Comments(4)ボランド・ロングコンプ

2010年11月30日

JSCへの道19(ダミーファイアリングピン)

え~、

めでたく丈夫な金属製のハンマーも完成したのですが、
それでも問題がなくなったわけではありません。
今回は、その対処方です♪


使うのは、

こちらの薄く加工したダミーファイアリングピンプレート。


そうです、もとはハイスペックエンジンに付いている、

ダミーファイアリングピンのプレートですね。


フレーム側には、

Rタイプハンマーを手前で押さえるための厚めのブロック
があるため、ハンマーはこの位置で止まるのですが、


それでも、

そのハンマーのトンガリ具合があるため、


ブローバックでスライドが下がると、

画像にあるように、ボーマーサイトのプレートで
コッキングするような事になり、サイトが傷付いちゃいます。


なので、

ABS製ブリーチの後部にエポキシパテを盛ります。


そこに、

先ほどのダミーファイアリングピンプレートを、
Rタイプエンジンの形状に合うように加工し、
接着します。


ハンマーが直接打撃し、衝撃が加わるところでもあるので、

接着剤は、衝撃に強いこちらの『セメダイン スーパーXG』
を使用しました。


接着し、

出来上がるとこんな感じですね♪
見た目もよくなりましたね~。


これで、

ハンマーが一番倒れこんでも、この位置で止まるので、
スライドが後方に動いても、ボーマーサイトではなく、
厚くなったダミーファイアリングピンプレートで
ハンマーをコッキングすることになり、サイトの傷つきや
ハンマーの破損もなくなりました。


完成図はこんな感じです。

ダミーファイアリングピンプレートの下に、Rタイプの
ファイアリングピンが覗き、「ダブルファイアリングピン?」
見たいに見えますね(笑)

セメダイン スーパーXGの接着力も強く、練習会から
本番当日、そして先日のシューティング&BBQイベント
の使用でもまったく剥がれる気配がありませんよ。

  


Posted by 子連れ狼  at 00:04Comments(2)ボランド・ロングコンプ

2010年11月29日

JSCへの道18(金属ハンマー)

さてさて、

エポキシパテ製のハンマーが折れてしまったため、
あらたにハンマーを作り直します。


使うのは、

こちらの2つのハンマーです。この2つのハンマーを
合体させて、1つのハンマーを作ります。


まずはこちら、

シェリフのスティール製ハンマーです。
マコーミックタイプのハンマーなのでもったいなかった
のですが、普通のリングハンマーだと切断したり削ったり
するのに面積が多くて大変なため、泣く泣くこちらを
使うことに・・・
もっとちゃんとした工具があればいいのですけれどね~


これを、

リング部の下側を残して、ピラニアソーで切断します。
両方から切れ目を入れて切断したのですが、たったこれだけ
の厚みでもすごく硬かったです。


次に、

MGC固定ガスガンのボランドのハンマーを、画像の位置で
切断します。こっちは亜鉛製なので、ブロック状でも切断が
楽でいいですね~♪


完成した時にちゃんとした長さになるように、

それぞれのハンマーの長さを調整し、両方の切断面が
平らになるように磨いていきます。

だいたいの形状になったら、切断面の真ん中に2.5mmの
ドリルで穴を開け、画像のようにイモネジで接合します。

グルグル~と、お互いを回してイモネジを締めていくのですが、
丁度、ぴったりと止まるところではなくって、あと少しで、
面がぴったりと合うんだけど、それ以上どんなに力を入れても
回らない~!、ってところでやめておきます。

そして、
台の上に接合面がぴったりと合っていないハンマーを置いて、
ハンマーで叩きます。(←シャレじゃないです 汗)
こうすることで、上と下のハンマーがピッタリとカジリついて、
ゆるむこともありません。


あとは画像のように、

互いにはみ出た部分を削っていって、一体形に見えるように
仕上げていきます。塗装するので800番くらいのペーパー
でやめています。


上と下の接合面や、イモネジの穴には、ネジ止め剤や、
接着剤、パテ、などは一切使用していません。

面出しがわりと綺麗にできたので、うまく素材同士が
カジリついてくれて、


塗装しちゃうと、境目がわかりませ~ん♪

あ、ちなみに使用したスプレーは、インディのダークパーカです。


これで2個イチハンマーの完成です。

自分でセレーションを彫ることは出来ませんので、はじめから
こうしていればよかったんですね。



  


Posted by 子連れ狼  at 00:04Comments(6)ボランド・ロングコンプ

2010年11月26日

JSCへの道17(ハンマー破損)

え~、

ボランド・ロングコンプっぽくするため、

その特徴的なハンマーを再現したのですが、

撃っていて、暫くしたら、なんと!ヒビが入っていましたぁ!


反対側も、

こんな感じでヒビが入っています。

ファイアリングピンを叩くところは金属なので丈夫なのですが、


ブローバックでスライドが下がる時に、

画像のように、ボーマーサイトのリーフが、ハンマーの飛び出た
ところに当たっちゃうんですね。


なので、

ボーマーサイトでハンマーをコッキングするかたちになり、
つもり積もった衝撃で、ヒビが入ってしまいました。


一応、ヒビに瞬着を流し込んで固めましたが、


そしたら今度は、

9月29日の練習会で、ついにハンマーの先端がポッキリ!と折れて
しまったのは、記憶に新しいです・・・。


やっぱり、はじめから強度的に問題がありましたし、
ハンマーのセレーションも再現していなかったので、
手抜きを行った罰が当たったんでしょうね。

おかげで、ちゃんとしたハンマーを作る決意も出来ましたし、
結果的に作動も見た目もいい仕上がりになったので、
よかったと思っています。

JSC本番で折れたら、シャレにならないくらいカッコ悪い
ですもんね~。



  


Posted by 子連れ狼  at 00:04Comments(2)ボランド・ロングコンプ

2010年11月25日

JSCへの道16(ABSブリーチ)

Rタイプエンジン用のブリーチなのですが、

今回は、こちらを使用しました。
レース用のホルスターでもお馴染みの、『n-factory』さんの
ABS削り出しのブリーチです。


WA純正と比べてみて下さい。

細かいところ以外の全体の形状は、ほぼ同じです。


てるぱ大臣さんや、モデル工房Sさんなどの、

機械に携わるお仕事をされている方のこころをくすぐる、
ツールマークに萌え~です♪


ハンマーをコックするタイミングを早めるため、

ブリーチの後ろ側は純正よりも長く飛び出ています。


また、リアサイトを止めるネジ穴がバカにならないように、

金属のパーツが埋め込まれ、しっかりとネジ止め出来ます。


WA純正の亜鉛製のブリーチは、

37gですが、


ABS削り出しのブリーチは、

な、なんと、たったの7gです!


他にも形状の違いがあり、

純正よりもマガジンのガスカットするタイミングを
早めています。


この部分ですね。

ムダなガスの流れをカットする役目があるのですが、
マガジンの温度管理がちゃんとしていないと、給弾出来なかったり、
色々な不都合が出てくるので、調整が必要な場合もあります。

特に、今回のJSCのレギュレーションでは、作動時にスライド
ストップがかからないといけないので、調整しました。


まずはこれくらい削って、

撃ってみて様子をみます。

これだと、給弾はできるのですが、スライドストップが
かかりませ~ん!


なので、

もうちょっと、削ってみます。

今度はどうでしょうか?

う~ん・・・、

スライドストップのかかるマガジンもあるのですが、
なかにはちゃんとかからないマガジンもあるので、


結局、

ノーマル純正と同じくらいのストロークになってしまいましたぁ。
ガスカットとしての機能はあまり期待できないかも・・・
しかし、スライドの軽量化にとってはとても重要なパーツです。

なんたって、スライドの一番薄いところは1mmもないので、
少しでもスライドにかかる負担を減らすために、スライド重量は
なるべく軽い方がいいです。

ということで、今回JSCで使用したスライドは、ブリーチなどの
エンジン込みでも、61gしかありません。


ノーマルのスライドの場合でも、軽いスライドの方がリコイル
ショックが少なくて済むので、マズルジャンプもあまりなく、
次のターゲットが狙いやすくなります。
なので、シューティングではABSスライドが重宝されているんですね。
せっかく、リコイルショックの激しいマグナブローバックですので
もったいないような気もしますが、エンジンの組み合わせや、
スライドの素材で、撃ち味を変えられるのは、マグナしかありませんので
カスタムする側としては、とっても楽しいところでもあります♪


  


Posted by 子連れ狼  at 00:04Comments(2)ボランド・ロングコンプ

2010年11月24日

JSCへの道15(インナーバレル)

さて、


インナーバレルですが、

ノンHOPのロングバレルを組んでみました。


こちらの、

バックアップさんで購入した、テフロンコーティングされた
バレルです。最長サイズで、もともとはスピードコンプ4.3用に
作られたもので、メイカー純正状態でコンプの先端ぎりぎりの
ところまでインナーバレルが来ます。


ボランドのコンプに付けたコマンダーサイズのコーンアウターは、
SCW以前のRタイプの頃のパーツなので内部に絞りの段差があり、
そこでインナーバレルがガタつかないように保持しています。
なので、SCW以降標準装備となったショートリコイルのアシスト
パーツが組めません。


そこでこのように、

スプリングだけを組み、ホームセンターで購入した厚みのある
ゴムパッキンでスプリングを止めています。
これで、ちゃんとショートリコイルのアシストをするように
なります。


しかし・・・、

マガジンの温まり具合により、JSCの規程をちょっと超える
パワーが出ることもあったので、


より短いインナーバレルに変更しました。

こちらは、PDIのパルソナイト加工された、6インチのバレルです。
つまり、ノンHOPではなくてHOPバレルです。

切り欠きの幅が小さいので、HOPのかかりが弱く、
『WAパッキン』の使用でさらにHOPを弱めているので、
0.25gの弾を使えば、10mくらいの距離ではフラットに、
「スゥ~」と飛んでいく弾道になりました。

基本的にだいたい5mの距離のプレートを撃つJSCでは
HOPバレルはいらないですし、たまに出る可能性のある、
イレギュラーな弾道を生むHOPバレルですから、
そういった不安要素をなくすためにもノンHOPのバレルが
使用されています。

しかし、弾の相性やマガジンのガス圧低下により、距離に
よっては弾がおじぎをすることもあったので、私の場合、
フラットな弾道とサイティングの差がないHOPバレルの
使用になりました。
こればっかりは、家で撃っているだけでは(3mくらいの
距離で)分からないので、練習会で色々と試し撃ちをした
結果です。
銃によっては、ノンHOPがいいときもありますし、
そうでないこともあるので、どちらがいいとは一概に言えない
ですねぇ。

  


Posted by 子連れ狼  at 00:04Comments(2)ボランド・ロングコンプ

2010年11月22日

JSCへの道14(チャンバー刻印)

さて、

前回の続きでもあるのですが、


チャンバーの刻印も、このようになっています。

凄く綺麗に仕上がっていますが、


実はコレ、

WA純正のプラ製です。


刻印は、

このように加工されるんですね♪


完成♪

いやぁ~、家に無刻印のプラチャンバーがあってよかったです。

はて、なんのモデルに付いていたんだろう・・・?

金属のメタルチャンバーでは、無刻印のものも販売されて
いますが、プラチャンバーってたいてい刻印入っていますよねぇ?
う~ん、思い出せない・・・
何方か、無刻印チャンバーのWAガバお持ちの方は教えて下さいまし。



  


Posted by 子連れ狼  at 00:04Comments(6)ボランド・ロングコンプ

2010年11月12日

JSCへの道13(スライド刻印&加工)

さて、

しばらくの間、スライドの方はあじゃさんに加工して頂いて
そのままになっていたのですが、ついに更なる加工に入ります。


そうです!

刻印とセレーションの加工です。第3のカスタマーであられる、
モデル工房Sさんの登場です♪


MGCの時よりも、

太く、はっきりとした刻印になっています。実銃の刻印も、
細い針でケガいたような刻印だったので、ある意味本物よりも
綺麗に仕上がっています(笑)


MGCではただのモールドだったところも、

ちゃんと穴を開けて頂きました。


スライドの反対側です。



こちらは、WAのコマンダーのスライドで、

刻印は、「コンバット コマンダー モデル」のものですが、


ボランドの実銃と同じように、

「ライトウェイト コマンダー モデル」の刻印です。
しかも、後加工により、刻印の上にセレーション加工が
されており、「L」の文字がちょっと消えています。
ここも、実銃通りの再現をして頂きましたぁ♪

ボランドさん本人も、コマンダーのスライドをこのように
加工したのでしょうから、そういったことを思い浮かべると、
ロマンがあり、既製品にはない人の手が入った温もりを
感じる部分であるので、一番のお気に入りの場所です♪


実際には、

このように機械で加工されているんですね~。


「手加工じゃ、ここまで綺麗にならないよぉ~」と、

あじゃさんも惚れ惚れするセレーションの仕上がりです。
まぁ、個人的な意見とすれば、あじゃさんの神業シコリテク
をもってすれば、出来ない加工はないと思うのですけどねぇ。


スライドトップの上面も、

このように、細かい細い線でセレーションが入っています。
ここはボランドのコンプの部分から繋がっているセレーション
なので、ここを綺麗に仕上げて頂いたため、コンプを付けた時の
一体感がずっと増しました!

「どこまで実銃らしさを再現するか?」
には、刻印とセレーションは欠かせません。

実は、以前「エングレ倶楽部 in 大阪の陣」で大阪に遊びに
行ったのは、このスライドの加工を直接モデル工房Sさんに
お願いするためだったのです。いつも、グリップや刻印で
お世話になっているので、そのお礼も言いたかったのです。

けっこう人数も増えちゃって、あんまりゆっくりとお話しも
できなかったので、今度遊びに行く時は完成したボランドを
もって行って、のんびり、まったりと語り合いたいですねぇ。

モデル工房Sさん、

ありがとうございました!

  


Posted by 子連れ狼  at 00:04Comments(6)ボランド・ロングコンプ

2010年11月11日

JSCへの道12(セフティ加工)

さてさて、

シアーをブロックする出っ張りがないMGC固定ガスのボランド・
ロングコンプのセフティを、WAのガスブロに使うためには、

もうひとつ、WA用のセフティを用意します。


これは、

サンコーさんで購入したAnvilの、KINGSタイプのサムセフティです。
これが、今回のカスタムの材料になります。


ではでは、
実際に加工をして頂いた、Tangoさんの解説と共に、
その驚きのカスタムをご覧下さい♪



『裏側には加工前の“アタリ”を書いて脳内で工程のチェックを
行います。』


『そしてGM6セイフティ側の軸を鋸で切り飛ばして、リューターを
用い一気に“アタリ”を付けた部分を彫り下げてゆきます。』

『切削深度は0.3mm位ですね。亜鉛合金は柔らかいので
切削作業自体は難しくありません。』


『先ほどのGM6用セイフティに穿った穴に嵌め込むべくANVIL製
WA用ステンレスセイフティを裏面の“アタリ”部分を残して薄く
削り取ります。』

『GM6用セイフティはシアをロックするシアラグが存在していない
ので、左記セイフティをWAで機能させる為シアラグと軸を裏面
ごと移植する訳ですね。』


『デヴコンで接着する前の仮組状態です。』

『多少の隙間や凹凸は接着面を増やしアンカー効果を上げ
最終的な接合力が向上するので嵌合精度はこの程度で
オーケーです。』




『そしてデヴコン(アルミパテ)を接着不良を起こさない様に
しっかりと混合して練ります。』


『デヴコンをはみ出す位にタップリ盛って万力でガッチリとクランプ。』

『乾燥まで24時間放置します。混合をミスってない事を
祈りましょう(汗)』


『しっかりとデヴコンが乾燥したのを確認後、はみ出たデヴコンを
削り落とし、移植したステンレス部分と元の亜鉛部分が面イチに
なる様に研磨します。』

『シングルタイプのまま仮組みして強度チェック。』

『デヴコンは点接合による強度はイマイチですが、面接合には
かなりの強度を発揮しますので今回の様な箇所の接着には
向いたツールかと思います。』


『続いて最後の工程、

アンビセイフティ用のスタッド加工を施して作業完了です。』


・・・、


どうでしょうか!

凄いカスタムだと思いません?!


とっても、手間がかかっているんですね~
しかも、Anvilという高級品使っているのに、
セフティ組んじゃうと、全く見えない所だし・・・。


ちなみに、

この切り飛ばしたレバー部分ですが、


削った破片を、

デヴコンで接着してあります。


これがまた、頑丈で、

どんなに引っ張っても外れません。とっても頑丈に接着されています。
さすが、実銃の世界ではライフルのストックのベディングに使用されて
いるだけのことはありますね♪


いやぁ、ね、
このボランドのセフティだけがネックだったんですよ~。
固定ガスから外して、付くことは付くのですが、セフティがONの
状態でもハンマーが倒れてしまい、(つまり、セフティがかかって
いても、トリガーが引けてしまうということです)
安全上、よろしくありません。

いざとなったら、撮影用にだけ組んで、JSC本番はWAのSVの
アンビ組んで出ようかなぁ~、なんて思っていましたから、
外観を崩さず、ちゃんとセフティとしての機能を再現して下さった、
Tangoさんには、感謝、感謝であります!
さすが、シコリマスターのあじゃさんも尊敬するカスタマーで
あられます。

Tangoさん、
本当にありがとうございましたぁ♪












  


Posted by 子連れ狼  at 00:04Comments(14)ボランド・ロングコンプ

2010年11月10日

JSCへの道11(セフティ)

こちら、

ボランド・ロングコンプのアンビセフティです。
元はSWENSON製なのですが、それをベースに、
ジム・ボランドがさらにカスタムしているようです。


刻印もちゃんとあるのですが、

上からクロームメッキがかかっているので、あんまり
はっきりとしていません。


同じSWENSONでも、

MGCモデルガン用のステンレス製のものと比べてみましょう。
やっぱりステンレス製は綺麗ですし、刻印もしっかりと入って
いますね~。
あ、このステンレス製のセフティは、RICOさんのブログで
スレンレスパーツてんこ盛りのホーグ5incに付いていたものと
同じ物です♪


刻印の綺麗さだけでなく、

各部の形状も違います。

ステンレス製はセフティの軸が細軸の4mmですし、セフティレバー
の生え際の形状もちがいますね。
モデルガン用なので、シアをブロックする出っ張りの形状も違います。
このままWAのガバに組んでみたら組めることは組めるのですが、
実際に練習会で撃ってみたら、不調の連続でした。
やっぱり、ガスガンように、出っ張りを加工しないといけませんね~。
(でもパーツとしても貴重なので、手が出せませ~ん)


試しに、ボランドロングコンプに組んでみました。

付くことは付くのですが・・・、


レバーを動かせる隙間がありません。

なので、


無理に動かすと、

サムガードがキズだらけにぃ~!


さらに、

アンビ側もかわいそうに、こんなに浮いちゃいます。


サムガードにレバーがぶつかって、

最後まで軸が入りきりません・・・。


う~ん、これではねぇ?


なので、MGC固定ガスのセフティを使うのですが、

よく考えたら、このセフティ、なんかおかしいと思いません?
別にボランドじゃなくてもいいので、ウィルソンLEとか、MGCの
固定ガスをお持ちの方、セフティを外してよく見てみて下さい。

画像のような↑、シアーをブロックする出っ張りがないですよね?

そうなんです、もともとは軸しか生えていないセフティに、
シアーをブロックするための出っ張りを移植しました。
どうやったのでしょうか?
これが今回のカスタムで1番手がかかっているところですので、
次回に続きます・・・

  


Posted by 子連れ狼  at 00:04Comments(2)ボランド・ロングコンプ

2010年11月06日

JSCへの道10(トリガー)

ボランドロングコンプを再現するのに、

黒いロングトリガーがなかったので、

こちらのトリガーを用意しました。


PDIのジュラルミン製トリガーです。

黒色は、ブラックアルマイトで再現されています。


WAの一般的なトリガーと比べると、

これだけロングです。


通常でしたら、

トリガーバーをこのように組込み、2本のピンで固定するのですが、


画像のように、

ウィルソンタイプのトリガーバーを使用し、上側のピン1本で
固定します。

え~、


なぜかといいますと、


このように、

下側の空いているスペースに、イモネジを仕込むためです。

ボランドロングコンプの実銃は、20年以上も前の銃ですので、
今のガバメントのようにトリガーの前にはストロークを調整する
穴がありません。実銃がそうなのでしょうがないのですが、
少しでもトリガーの遊びを無くす為に、このようにしました。


トリガーバーを付けて、ピンで止めれば、

完成です♪

1度しっかりと調整してしまえば、なんどもバラして組み直す
こともないので、このように裏側にあってもOKです。


  


Posted by 子連れ狼  at 00:04Comments(8)ボランド・ロングコンプ

2010年11月05日

JSCへの道9(2丁のボランド)

さてさて、

ここに2丁のボランドカスタムがあります。

1丁は私のボランド・ロングコンプ、そしてもう1丁は、takuさんの
9mmメジャーです♪


コンバットマガジン誌で、そのフルスクラッチ記事を見て

驚愕された方も多いでしょう。そして、あらためてボランドカスタム
のカッコよさに魅了されたのではないでしょうか?

実はこの画像の2ショットなどは、5月30日に行なわれた、
『上矢会 Vol.4』で撮ったものです。
この時はすでに、撃てる状態にあったんですね~。
(細かいところの再現はヌキにして・・・)


ほぼフルスクラッチに近い、takuさんのカスタム、

実際にグリップを握ってみると、それはそれは握りやすい
ものでありました。


と、いうわけで、

とりあえずは、ボランドロングコンプっぽいガスブローバックガンが
完成しました♪


動画も撮ってあるので、
よろしければ、ご覧下さい♪

      ↓



  


Posted by 子連れ狼  at 00:04Comments(4)ボランド・ロングコンプ

2010年10月30日

JSCへの道8(フレーム組み立て)

さてさて、

では実際に、ボランド・ロングコンプになるように、

フレーム側を組み立てていきましょう。


家にある黒いロングトリガーが、3ホールしかなかったので、

とりあえず、これを取り付けます。


ハンマーメカはRタイプなので、

WA純正のこちらの内部パーツを使います。


マグウェル付きのハウジングは、

FBIビューローのシルバー版、


プロフェショナルのハウジングを使用。

大きめのチェッカリングが、フレームと同じサイズです。


グリップセフティを付けると、

こんな感じですね。


形状を再現した、

ハンマーを付けて、


セフティ、グリップを付ければ、

フレーム側の完成です♪

  


Posted by 子連れ狼  at 00:04Comments(2)ボランド・ロングコンプ

2010年10月29日

JSCへの道7(グリップ)

ボランドロングコンプが作られた頃の1911カスタムには、

指がスライドに触れないようにサムガードが付いていましたが、
このロングコンプのように、左右にサムガードが付いているのは
珍しいですよね。


党首から頂いた製品にははじめから木製グリップが付属していました。

通常は、画面向かって右側のプラ製のグリップが付いています。
木目っぽく見えるように、塗装で黒い線が墨流しされています。
パッと見は、木グリに見えますかね?
ただ、木製グリップのように、グリップ下側がストレートでなく、
切り欠きになっています。


普通、

プランジャーピンを組む時は、このように組むのですが、


固定ガスのサムガード(プランジャーガイド)は、

筒抜けになっていて、通常の組み方だとスライドストップを止める
方のピンが、スプリングのテンションで飛んでしまいます。

なので、画像のようにチューブ内にある出っ張りにスプリングを
引っ掛けて動かないようにし、そこにサムセフティ側だけに
プランジャーピンを組みました。

スライドストップ側のピンを外すと、スライドストップの動きがよくなり
マガジンに弾がなくなると、スライドストップがかかりやすくなります。
また、スライドオープンしたスライドを戻す時、スライドストップを下に
下げてスライドを戻さずに、スライドをちょっと後ろに引いて放せば、
スライドストップが自然に下に落ちてスライドストップが解除されます。


なので、

WAのフレーム側にはプランジャーガイドを組まないのですね。
  


Posted by 子連れ狼  at 00:04Comments(4)ボランド・ロングコンプ

2010年10月28日

JSCへの道6(グリップセフティ)

ボランド・ロングコンプは、

他に類を見ない、オリジナル形状のパーツがてんこ盛りです。

このグリップセフティもそうですね。


いったい、

『〇〇テール』、何テールと言えばいいのでしょうか・・・?


しっかし、

この頃のMGCのメッキの綺麗さは格別ですね!
ピカピカし過ぎず、落ち着いたクロームメッキは高級感が
漂います。


WAのフレームにはそのまま付くのですが、

サムセフティの軸穴がちょっとズレているので、穴を少しだけ
偏心させます。


内側も、

「ガァ~!」っと削ってあげないと、ハンマーストラットがぶつかって
ハンマーが動きません。


瞬着で、盛ってあるところは、

グリップセフティを殺すためのガタ取りです。


このロックタイトを使用します。

あじゃさんお勧めで、御用達の逸品です♪


前後だけでなく、

左右のガタ取りもします。


  


Posted by 子連れ狼  at 00:04Comments(8)ボランド・ロングコンプ